改めましてdenkです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
冒頭でも申し上げた通り、私は精神疾患(双極性障害)を持ち、30代で障害年金を申請し、障害年金2級が認定され、遡り受給(5年間遡り)で一括1,000万円以上を受け取りました。
私はこの権利を主張することで生活が正常化されたように感じています。
これまで生きていること自体がかなり辛いという思いもたくさんしましたが、障害年金のおかげで今はたぶん普通の人と同じくらいの生活の質になりました。
障害年金が生活の助けになったのです。
少し話が遡りますが、元々私は大学を卒業後、周囲の人と同じように一般企業に就職し、法人営業をやっていました。周囲と同じようにふるまい、コミュニケーションも普通には取れていたとは思います。
普通に先輩や同期と飲みに行って騒いだり、自分の夢みたいなものを熱く語ったりもしていました笑(その時の夢とやらははあまり覚えていませんが。。)
ですが、うまくなじめなかったとまとめるとざっくりすぎますが、
会社から求められることを真面目に捉えすぎていたり(真面目に全てを完璧にしようとしていたり)、新規開拓をする法人営業でしたので、対人的なプレッシャーの連続であったり、社内でも上司から高圧的な態度を取られることが多く心理的に疲弊をしたりした中で、頭がぼーっとするような感覚や体がだるく動きづらかったりすることが多くなったんです。
当時、家と会社が近かった(電車で20分くらい)ので、朝会社に行って、その後すぐ外回り営業と見せかけて家に帰り寝る、みたいなよくわからないこともしていました。。
入社当時はエネルギーもみなぎっていてかなり精力的に営業活動もしていたのですが、上記した状況が続きだんだんと疲弊感が増していったというような感じです。
身体の調子が悪かったので、家の近くの心療内科へ行くと「自立神経失調症」という風に診断がされました。
これが確か23歳くらいの出来事だったと思います。現在30代半ばですので10年以上ここから心理的に辛い思いをしながら社会生活を送ってきました。
少し傲慢な言い方をするかもしれません。反感を持つ方もいるかもしれませんが、ある意味私は10年以上「誰か他人によって作られた社会」に苦しめられてきました。
世の中は努力を求めていて、努力しないまたは努力できない者は悪であると刷り込まれてきたように感じています。
間違ってはいないと思うんです。みんながそうやって頑張って新しい技術や、新しい生活を手に入れ、みんなが快適な生活を送れるようになってきたんだとは思います。もちろんその恩恵を私も受けています。
でもその社会に100%全員がフィットするとは思えないんですよね。
みんな努力しろ!っていう社会で辛い思いをする人もいるわけです。
少し過激な言い方かもしれませんが、
障害者は、だれか他人が作ったルールの中で生活をさせられなければなりません。
だから「障害」のある者、なのです。
障害年金とは社会からの慰謝料であり障害者にとっての「権利」です。
私はこれまで10社以上の会社を転々とし、双極性障害ということもあって高いレベルで精神力や行動力を維持しながら仕事を長く続けることが難しい状況でした。
休職もたくさんしました。離職が多かったり、休職があったりとお金面ではかなり苦しい生活を続けていたと思います。
休職中にお金が無くなりかけて、工場でバイトをする、みたいなこともありました。それなりの給料で一つの仕事を続けることが難しい私にとって、障害年金を得られたことは、生活のプレッシャーを下げてくれることに繋がりました。
今では給料は安いですが、障害者雇用で配慮を受けながらデスクワークをやらせてもらっています。配慮を受けて障害者雇用で働くとなると給料が安いことは当たり前ですが、それでもいいのです。
障害年金が助けてくれるわけですから。
そして、私のような境遇にある方はそれなりにいるんじゃないかなと思っています。
今回お話させていただいた内容や販売させていただくコンテンツが一人でも多くの辛い思いをしている障害者の方々の役に立てればと願っています。